投資はなぜギャンブルとみなされないのか？
投資にリスクはつきものとは言いますが、それだけでは投資をギャンブルと呼ぶことはできません。ギャンブルと投資を互いに関連付ける人は多いものの、株式や有価証券の保有が可能な投資はギャンブルではないと考える人もいます。
信任義務を遵守する立場の者を含む投資専門家たちは、慎重に設定された投資規定に従います。基本的には、アドバイスを行う者は慎重な投資の原理に矛盾しない一貫性のある方法でアドバイスを行い、投資銘柄を推奨するだけに止まるとされているのです。投資家や信託の受益者の要望が最重要であることは言うまでもありません。投資を控えるべき状況は以下のようなものです。こうした状況は、ギャンブルほどリスキーではないのかもしれませんが、完全にリスクフリーというわけではないのです。
株式の集中投資
株式の集中投資とは、投資家が1銘柄の株式を大量に保有することです。集中投資は、企業の経営者といった立場にある人々の間ではよく行われていることですが、一般の投資家には推奨されません。集中投資は「分散投資」の真逆です。つまり、すべての資産がたった1つの銘柄の成り行き次第という無防備な状態なのです。好ましからぬ事態が発生した場合、即座にすべてを失ってしまいかねません。
株式の空売り
空売りとは、本質的には、借りものを売るという行為です。つまり、特定の銘柄の株式を借り、その価値が下がることを期待して、すぐに売却することを意味します。期待通りになった場合、下がった値でその株式を買い、差額が利益になるというわけです。素晴らしいやり方のように思えるかもしれませんが、株式の値が上がった場合には困ったことになります。売却時よりも高い値で株を買う羽目になるかもしれないからです。その場合、損失が発生し、お金を失うことになります。
投資とギャンブル―退職後の資産運用の大切さ
雇用企業の退職年金に加入していない人も少なくありません。退職年金では、規定の限度額まで、企業側も掛金を支払い、従業員と共同で積み立てる形を取ることがよくあります。投資額に対して50％や100％ものリターンが約束されているというのは、あまりにも都合の良い話のように聞こえるかもしれません。しかし、この場合は本当です。こうした企業の確定拠出年金では、積立金が限度額に達するまで、従業員が支払った掛金に、雇用企業側が50％から100％の上乗せをします。例えば、給与毎に従業員が1,000円を積み立てるとします。すると、雇用企業がそこに500円を上乗せするので、従業員の投資に対して50％のリターンが確実にあるという状態になるわけです！
もちろん、すべての企業の退職年金制度が一様というわけではありません。上記以外にも加入が可能な制度が多数有り得ます。雇用企業の退職年金制度を吟味してみてください。企業側も掛金を支払う制度があるのにそれに加入していなかったら、それは、得られるはずのリターンをみすみす失っていることになります。
カジノゲームの1つであるバカラに関しては、投資と共通する部分がいくつかあることで知られます。
現在日本でもカジノを建設しようという計画があるので、日本でカジノが完成した際には足を運んでみるのもいいかもしれません。